Saturday, January 14, 2012

ハンス・コパー

写真は2021年5月掲載(ハンス・コパー展ポスターより)

写真は2021年5月掲載(エマニュエル・クーパー著「ルーシー・リー」より)


NHK日曜美術館ホームページより
ハンス・コパーとルーシー・リーについてのブログが巷にあふれている。2010年と2011年はゴールデンイヤーだった。二人のそれぞれの回顧展が日本全国を巡回して美術誌に記事があふれ、NHKの日曜美術館ではハンス・コパーの特集番組が組まれた。
もちろん二人の展覧会に何度も行った。充実して豊かな年だった。特にハンス・コパーは日本で全く知られていなかったので、こんなに広く紹介されたことは、彼の作品に魅せられている一人として素直に嬉しい。
ハンス・コパーの作品を私も一点持っている。黒い釉薬は何度見ても表情が豊かで深い。それをまとまった数で見られる企画は世界でもまだなされていない。かつでカナダのガーディナー美術館で二人の作品展を見て、またニューヨークのメトロポリタン美術館でも二人の作品展を見た。でも今回の日本における回顧展の規模ではなかった。
特にハンス・コパーは常にルーシー・リーと共に語られていたけれど日本のハンス・コパー展では一人の芸術家として取り上げられていたので世界の陶芸史上でもエポックメイキングな出来事だったと思う。
あふれるブログ類はいかに二人の作品に感銘を受けたかを綴っているけれど、本からの引用を断り無く載せたり、他のブログの写真を載せたり、無茶苦茶だと思う。写真は美術館などのページからもってくることはある程度許される(きちんと記載すれば)かもしれないが、本や他のブログの文章をまるで自分のものとして掲載されているケースがあることに驚いた。それはブログを発表する人にとって最低限のルールと思うのだが。

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