Thursday, March 19, 2009

ほんの小さな悲しみ

いつもなら何でもないほんの小さな嫌なことがふたつみっつ 重なって、押さえきれない悲しみに襲われることがある。 

 いつもなら何気なくやり過ごすかすかな心の揺れなのに、 とてつもない大きな力に身動き取れない、と感じる。 くだらないほど小さな、恥ずかしいほどつまらない「嫌なこと」   

声を聞きたかった人があわただしく電話を切った   
仕事で質問したら相手が面倒くさそうに答えた   
せまい道で対向車がパッシングして通り過ぎた   
約束がキャンセルされた   
車が水たまりを跳ね上げていった    

そんなことが2度3度あって思わずどっと涙があふれる。 自分がとても惨めに感じる。相手が悪気があるわけでもなく 自分が悪いわけでもない。ただひどく自分がみじめ。 

 そんな時、一人で映画を見る。また本屋で何時間も立ち読みする。 コーヒーショップでぼんやり街を行く人を見る。 または早々と眠る。

一晩眠ると朝は元気になっている。

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