成田の航空会社のラウンジもデルタにとってかわり、置いてある
スナックは少し質が良くなって種類も増えた。エアフランスの
ラウンジよりほんの少し良いとも言えるかもしれない。
飛行機はビジネス席のブランケットがクイルトに替わった。
ごわごわしていてがさが増え色も濃いベージュで嫌だと
思ったがかなり大きいので身体がすっぽりはいる。
また今までサービスのスリッパや洗面具は席に着いてから
配られたが今では先に席に置いてある。これはこの方が
効率も良い。デルタになったのだからNWのクルーはさぞ
緊張しているかと思いきや、おしゃべりくせは変わらず
サービスの悪さも変わらず。
機内の食事はサラダ前菜は
NW時代のほうが良かった。メインディッシュはデルタの
方が良い。デザートは変わらず。機内はきれいになった。
というよりNW時代はひどいきたなさだった。ビジネスでさえ
床がよごれトイレのよごれも放置されていた。少し機内の
状況に気を配るようにはなったのだろうか。
NW/デルタで良いのは離着陸時の機内の状況に大らかなことだ。
全日空、ヴァージンアトランティックは規則とばかりに
ブランケットも取り上げるし(どんなに寒くても)、どんな
小さなバッグも新聞もなにもかも片付けてしまう。
クルーは
はやばやと着席して誰も動いてはならぬ、という具合に
ただひたすら着陸を待つ。いやでも緊張感を高める儀式みたいだ。
NWはクルーは直前まで歩き回る。ショルダーバックくらいは
足下にころがっていても何も言わない。すっぽりとブランケットに
くるまっていられる。
KLMもNW系だ。杓子定規で応用・機転が
利かないよりおおざっぱな方が私には合っている。
食事に関してはどの航空会社でも全く食をそそらない。
KLMの時は食事がホテルオークラだというので少し期待けれど
全くの期待はずれだった。
でもどこよりも評判を気にしているようで
しばしばビジネスクラスに会社の「偉い人」が乗ってきて
ひとりひとりに自己紹介し、機内のサービスはOKか、何か
気になることはあるか、これからもよろしく、と挨拶していく。
結局どの航空会社でも食事には全く期待できないと
いうことを飛行機にのるたびに実感する。
空港でピザを一切れ買って乗る方がよっぽどおいしい。
食べるものにもサービスにも期待できないとするとひたすら
眠る努力をするしかない、
とすると欧州路線なら
ヴァージンアトランティックのビジネスが一番良い。
かなり幅はせまいけれど全く平らのベッドで羽布団だ。
しかも運が良ければ肩マッサージの順番がまわってくる。
それにショーファーサービス(送り迎え)が付く。
とはいえ10数時間もブロイラーのようにベルトして
食べるだけの状況は気持ちの良いものではない。
できることなら飛行機に乗らないのが一番良い。
というのが結論です。